目ぼし 目ぼし
 

目ぼし(角膜フリクテン)

目ぼし(角膜フリクテン)とは、水疱状の斑点のことであり、角膜の部分に、灰白色をした小さな水疱状の斑点が出来る病気のことを言います。
この斑点が星の形をしていることから、俗に「めぼし」とも呼ばれています。角膜の瘢痕化(はんこんか)の程度で、呼び方が異なり、軽度のものを角膜片雲、中等度のものを角膜斑、重症のものを角膜白斑と言い、その程度により視力が障害されます。

目ぼし(角膜フリクテン) 原因と症状

結核菌によるアレルギーや腺病質によるものが多い。角膜フリクテンを発症すると、角膜の右端、すなわち黒目と白目の境目近くに水疱状の斑点が数個出来始めます。その後斑点の周りが充血し、さらに数日が経つと充血した部分の中心が隆起します。水泡が角膜にできた場合には、光がまぶしく、目が開けていられないことがあります。

目ぼし(角膜フリクテン)の治療

結核菌が原因で発症している場合には、結核の治療も同時に行います。さらに、偏食が原因で生じている可能性が高い場合には、鉄剤やカルシウム剤等が処方されます。

※局所療法
副腎皮質ホルモン剤の点眼や結膜下注射、ジニオン点眼、赤外線照射が有効である。結膜炎があれば抗生物質の点眼を併用する。

※全身療法
全身的には、栄養改善に留意すること。

山田眼科